事業内容外観
事業内容説明
上図に示しますように、事業内容は大きく2つあります。
1つは装置の「材料損傷」関連です。その中も「設計支援」と「設備管理支援」の2つがあります。「設計支援」では、特定の環境での材料選定、環境制御することによる材料の信頼性向上案の検討等を行います。「設備管理支援」では、発生している材料損傷・劣化の現象解明、再発抑制のための対応策検討等を行います。なお、材料損傷をプラント全体として管理するためのリスクベースの設備管理に関しても、支援を行うことが可能です。また、設備関連のデータを解析し、モデル化して設備管理の合理化に結びつける活動の支援を行うことも行います。
事業のもう1つが「材料技術教育」です。中原が社内および学協会を通して、現場技術者に行ってきた技術教育を、顧客にニーズに従ってカスタマイズして実施します。この教育も装置材料損傷・劣化の「全般教育」と、例えば保温材下腐食(CUI)の特徴や管理など、化学プラントの特定のテーマに絞った教育を行います。テーマの選定等については、顧客のニーズに従ってカスタマイズします。また、講座の資料は、PDFファイルとして配布することも可能です。
専門領域は、化学プラントの設備です。環境は、酸・アルカリなどを含めプロセス側環境、冷却水やスチームなどの熱媒環境、および保温材下腐食を含む装置の外面環境についての腐食や破壊を含む材料損傷・劣化現象の予防、診断、対策立案の検討を支援します。
全般教育
その内容例を以下に示します。基礎編(1~5)、応用編(6~11)
- はじめに(教育の背景、目的、視点等)
- 損傷・劣化現象の分類
- 損傷・劣化現象各論
- 腐食現象の基礎
- 材料各論(炭素鋼、ステンレス鋼、Ni基合金、リアクティブ金属)
- 防食設計(材料選定、環境制御等)
- 酸環境の特徴と材料選定
- 設備診断
- 寿命予測
- リスク管理
- まとめ
個別課題教育
個別課題教育テーマの例を以下に示します。これ以外にも、顧客のニーズに絞ったテーマでの講演も準備できるとおもいますので、ご相談ください。
- 保温材下腐食(CUI)の特徴とその制御
- 外面応力腐食割れ(ESCC)の特徴とその制御
- 炭素鋼製多管式熱交換器の冷却水側からの孔食の特徴とその制御
- チタン、タンタルの水素脆化とその制御
- 保温材下腐食を例に設備データ活用方法と注意点
以上の教育は、客先で対面にて行うことやWebを通して行うことも可能です。また、必要により講座後に、内容理解を確認するための試験を行い、弊所としての認定書を発行することも可能です。これらに関しては、ご相談ください。